観察と気づき — Sustainability(持続性)
丈夫であることと、分解されることは、使う時期によって入れ替わる、ひとつの素材の二つの顔だったのかもしれない。乾いて使われている間は黙って耐え、流され、砕け、水に触れた瞬間にだけ、内側の酵素が動き出す。強さをいつまでも保つのではなく、いつ手放すかを自分では決めず、外の環境に委ねておく。それは弱さではなく、ひとつの構えなのかもしれない。わずか0.1%の酵素が、深さ5,503メートルの極限でもなお、静かに働いていたという。まだそこまでは言い切らない。黙って耐えていた酵素が、水に触れて初めて動き出した、という手触りだけを、今日は置いておく。
出典:深海でも急速に分解する生分解性プラスチックを開発 東大など(newsSALT)

